2022年1月9日 NHK日曜討論に出演

1月9日に放映されたNHK日曜討論に、党を代表して出演いたしました。

番組は各党の代表者に対するインタビュー形式で行われました。

舩後は事前収録で出演。5分程度という限られた時間の中で主張するため、あらかじめ受けた質問項目の回答を文書で作成し、それを意思伝達装置で読み上げるという形で行いました。

回答した文書全文を以下に掲載いたします。

Q1 2022年、れいわ新選組としてどんな政治を目指しますか。

ご安心ください。私は、生きています。

ALSという全身の筋力が衰える進行性難病の参議院議員、舩後靖彦です。れいわ新選組の副代表です。私は喉に穴をあけて人工呼吸器を付けており声を出せませんが、パソコンで書いた文章をこのように読み上げる他、わずかに動く顔の動きやまばたきでコミュニケーションを取っています。

TVをご覧の皆さん。私を見てロクに仕事もできないと思いますか。国会議員になるまえ私は、全身まひ状態で介護関連事業の会社の副社長として経営に参画していました。今も趣味のギターを演奏します。

高齢者は役に立たない、難病患者は、障害者は何もできない。こんな空気に支配された社会は、地獄です。どんな人でも必要なサポートが受けられれば自分の持っている力を120パーセント発揮できます。

2022年、れいわ新選組は最大限の公助を基本に「生きているだけで価値がある社会」を作って参ります。

Q2 新型コロナ対策について聞きます。 オミクロン株の市中感染が広がる中、いまの政府の対応をどう見ますか。また、今後必要となる対策は何だと考えますか。

コロナ検査なしで、米軍は来日。結果、沖縄は感染爆発状態。空港での検疫も陽性者の3分の1を見逃すと言われる抗原検査。これが市中に感染を拡大させる原因となっています。

水際対策の強化、PCR検査の徹底、医療・保健所体制の大幅拡充など、これまで私たちが再三求めてきた感染症対策の基本を実行するよう求めて参ります。

Q3 ポストコロナを見据え、どのような社会を目指していくべきだと思いますか。

長期的に国内の供給能力向上の必要があります。不況で国内の需要が減り、安い労働力と需要を求めて製造拠点が次々に海外に移った結果、国内では低賃金労働が横行、非常時にはモノ不足が生じることになりました。

コロナ禍のはじめにマスク不足が起きたのがわかりやすい例です。積極財政による人々への大胆な底上げとサプライチェーンの国内回帰で、普通に働けば人間らしい生活が送れる国づくりを目指します。

Q4 通常国会にどう臨むのか、どんな政策の実現を目指しますか。

日本は25年の不景気とコロナ災害のダブルパンチで瀕死の状態。人びとの生活と日本経済を立て直す必要があります。れいわ新選組は、消費税の廃止、そして中小零細、個人事業主つぶしのインボイス制度も廃止です。

消費税は社会保障の為に必要という説明は真っ赤な嘘です。消費税収の約73パーセントが大企業に対する減税の穴埋めに使われています。このような不公正で内需を弱らせる税のとり方はやめるべきです。

他にもガソリン税をゼロ税率に。地方は車社会。ガソリンが10円上がるだけでも死活問題。ガソリン税はゼロにする必要があります。

人びとの賃金があがらない中、日用品や燃料価格が上がるコストプッシュ型の物価上昇。この局面では政府が大胆にお金を出して人びとの負担を軽減する必要があります。

日本には通貨発行権があります。年間200兆円規模の国債発行を行なっても国は破綻しません。全国津々浦々にお金を回して人々の生活と日本経済を立て直します。

Q5 夏の参議院選挙には、他の野党との連携を含めどう臨むのか、あわせて、目標議席についてはどう考えますか。

この30年、社会はよくなるどころか、悪くしか、なっていません。既存の政党だけではどうにもならないのです。

だからこそ永田町の茶番に付き合わない「れいわ新選組」という全く新しい選択肢が必要なのです。

徹底した通貨発行で日本を好景気へと導く「れいわ新選組」を皆さんの力で育ててください。