2023年3月30日 LGBTQ+の諸課題を議論する市民サミット「Pride7 サミット2023」に参加

2023年5月のG7広島サミットに合わせ、性的指向および性自認に関する支援団体、国際人権団体が、「Pride7 サミット2023」を国会内で開催し、舩後靖彦も参加しました。

Pride7サミットには、各政党の国会議員のほか、世界各国の支援団体や大使館関係者らが出席されていました。

舩後はあいさつの場で、以下のように述べ、セクシャルマイノリティの差別解消法、同性婚法制化について一刻も早く取り組む必要性を強調しました。

皆様、こんにちは。

れいわ新選組副代表の参議院議員、舩後靖彦でございます。

本日は貴重な機会をありがとうございます。

私は、筋萎縮性側索硬化症、ALSという筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく難病のため、のどにあなをあけて人工呼吸器をつけており、声を出せません。このため、介助者の代読であいさつをいたします。

その人の性的指向にかかわらず、その人の性自認のまま、当たり前に生活できる環境を守ることが必要です。残念ながら、今の日本社会は、セクシャルマイノリティの方が安心して他の人と同じように当たり前に生活できる状況にはなっていません。

私を含めた障害者を対象にした「障害者差別解消法」は、障害のある人と、その他の人との平等をうたい、障害を理由にした差別を禁止しています。同様に、セクシャルマイノリティの人と、そうでない人の平等をうたい、差別を禁止する法律が必要です。これは人権問題であり、人間の尊厳の問題であり、命の問題です。一刻の猶予もないのです。

また、皆様ご存じの通り、日本はG7のなかで唯一、同性婚を認めていない国です。人生をともにする人が同性であるというだけで差別される今の社会を変えなくてはなりません。

政治が決断すれば、今すぐにも実現できることです。私たちは少数会派ですが、セクシャルマイノリティの方々が当たり前に生活できるための法整備について、微力ながらも全力で取り組んでまいります。

そのためにも皆様からたくさん学び、たくさんの声を受け止めたいと存じます。本日は貴重な機会をありがとうございます。