このページ「ふなごさんに聞く!」では、舩後議員が現在、国会で取り組んでいる政策課題や活動についてQ&A形式でわかりやすく解説します。

第一回 重度訪問介護
Q 重度訪問介護って、そもそもなんのことですか?
【舩後】障害者が生活するために使える制度(福祉サービス)の一つです。障害者のための制度はいろいろありますが、重度訪問介護は障害者のなかでも特に、全身が動かせないような重い人を対象にしています。具体的にはお風呂や食事、お出かけ、会話(声を出せない人もいます)、見守りのなどのお手伝いを長時間連続でできるというものです。身体障害者だけでなく、知的、精神障害のある人も使えます。
Q とっても便利!この制度があれば、障害があっても、不自由なく暮らせるんですか?
【舩後】う~ん…。ところが、そうでもないんですよ。この制度、家にいる時には使えるんですが(※)、通勤や働いている時、通学や学校では使えないんです。新型コロナウィルス感染防止で進んだ在宅勤務の時もダメなんです。それに大人だけに認められていて、18歳未満の人も使えないんです。

※2020年10月11日追記
「入院中にも使える」と表記していましたが、障害の重さによっては入院中に使えないため、削除し、訂正いたします。

Q それは大変だ!改革が必要ですよね。
【舩後】そうなんです。多くの障害者がこの問題に困っているんです。実際私も、同僚の木村英子議員も、この制度を使えないルールのせいで、国会議員として働く間は、全部自分でサービス料を払わなければいけなくなる可能性があったんです。今は「とりあえずの対応」として、参議院が「肩代わり」をしてくれています。私自身はひとまず何とかなりましたが、これでは、他の多くの障害者の人たちは働けないままで、不公平なんです。
Q なんとかしないといけないですね。舩後さんの出番ですね。
【舩後】このサービスを使っている人は、家で寝ていても、仕事をしていても、外出していても常に、お手伝いする人が必要なんです。それだったら、仕事に行ったり学校に行ったりして、いろんな人と関わったり、やりたいことをやったり、あるいはお金を稼いで使ったりすることで、充実するし、楽しく過ごせると思いませんか。
ですからこれから、まずは、学校や仕事では使えないと決めている、国(厚生労働省)のルールをなくしていきたいと思います。さいたま市では、家で働いている場合に、重度訪問介護と同じようなサービスを使える、独自の取り組みをしているんですよ。
また国も10月から、民間企業で働く重度障害者の人を対象に重度訪問介護に代わるサービスを始めるそうなんです。こういう取り組みを使う人に、その結果どういう風に生活が充実したか調べ、その結果を根拠にして国に、重度訪問介護の使い方を「変えてください」と働きかけていきたいと思っています。