2025年1月12日 千葉の障害児の就学問題に取り組む会の学習会「35年分の就学相談の答え合わせ〜普通学級と自立生活をつなぐもの」に参加
2025年1月12日、千葉の障害児の就学問題に取り組む会の学習会「35年分の就学相談の答え合わせ〜普通学級と自立生活をつなぐもの」に参加しました。舩後は冒頭あいさつで、障害児の就学先決定をインクルーシブなものへ転換する仕組み、高校受験における定員内不合格問題について、委員会質問や教育委員会との話し合いなどでの取組を報告いたしました。
集会には、千葉県内のみならず、北海道、沖縄、愛知、東京、埼玉などからも参加され、なんと最年少は1歳のお子さん。就学前から就学後の学校生活、高校受験、社会人としての生活、親元離れての自立生活と、子どもたちの成長に伴い、35年間のつながりが緊密に形成されてきたことを物語っていました。
中には、お父様が舩後の中学時代の同級生という方がお子さんと共に参加され、お声掛けいただきました。しかも、このお父様は別の高校に進学したけれど、高校時代に舩後と一緒にバンドを組んで音楽活動をされた仲だということで、大変懐かしい思い出に浸ることができました。
学習会でお話しいただいた元高校教員の佐藤陽一さんの答え合わせの結論は、普通学級で当たり前に過ごす中で、障害のある子を親が抱え込むのではなく、他人に委ねることで周囲への信頼が培われる。その経験が親の子離れ・子の自立生活へと向かう原動力となっているということ。
それを可能にするためにも、障害のある人が必要な支援を受けて地域で自立生活するための基盤整備、地域の学校で共に学ぶための環境整備や合理的配慮など、政治がしなければならないことはたくさんあります。
これからも、当事者や保護者、学校現場でかかわる方々からの声を聴き、どの子もどの地域であっても分け隔てられることなく共に学ぶ学校、そして共に生きる社会づくりに向けて働きかけていきたいと改めて決意した集会でした。