障害のある生徒への合理的配慮義務の履行と保護者との合理的配慮に関する話し合いに中学校が対応するよう求める緊急要望書
2020年8月7日
文部科学大臣 萩生田光一 殿
参議院議員 舩後靖彦
障害のある生徒への合理的配慮義務の履行と保護者との合理的配慮に関する話し合いに中学校が対応するよう求める緊急要望書
貴職に置かれましては、障害ある子もない子も共に学ぶインクルーシブ教育の推進へ御尽力いただき、心より敬意を表します。
さて、埼玉県在住の保護者より、下記のような相談が寄せられております。
障害のある子どもの教育を受ける権利を実質的に保障するために、学校が授業等でどのような対応をしているのか確認し、その子にとって何が必要か合理的配慮について学校側ときちんと話させてほしいという保護者の提案が1年4カ月たってもなされないまま、生徒がクラスの一員として扱われていないという差別的取り扱いを受けております。
このまま貴重な中学校生活が終わってしまっては、あまりに本人とっての不利益が大きく、早急に学校の対応の改善と保護者との信頼関係構築のために、市教委にきちんと学校への調査・指導をしていただくようご対応をお願い申し上げます。
記
1、当該の生徒について
現在、市立中学2年生、男児。脳性マヒ・知的障害。診断受けてないが、こだわりなど自閉的傾向あり。ロービジョンで視野が欠ける(漢字の偏や旁の見間違いなど)ことあり。短い発語はあるが、文章として話すことは難しい。慣れている人の指示は理解し、その指示通り行動できる。計算、漢字、英語のスペルはたくさん繰り返しをすれば覚える。
※以下は、個人の特定につながる内容のため、省略させていただきます。