「全国戦没者追悼式」「シベリア・モンゴル抑留犠牲者追悼の集い」への参加

太平洋戦争の終戦から75年を迎えました。

戦没者の方々の御冥福を心からお祈り申し上げるとともに、すべての戦争被害者のみなさまにお見舞い申し上げます。

追悼の思いを込め、8/15には政府主催の「全国戦没者追悼式」に、23日には「シベリア・モンゴル抑留犠牲者追悼の集い」にそれぞれ参加しました。

23日には、党を代表してあいさつをしましたので、以下に全文を掲載いたします。

参議院議員、れいわ新選組の舩後ふなご靖彦でございます。このたび、「戦後75年・第18回シベリア・モンゴル犠牲者追悼の集い」に、お招きいただき、誠にありがとうございます。

シベリア・モンゴルに強制連行され、理不尽にも、飢えや極寒のなか、労働を強いられるという被害を受けた方々がおられたという事実を、私たちは決して忘れてはなりません。尊い命が失われたことに、また、大切な方を奪われたご遺族、関係者の方々に、『れいわ新選組』は心から追悼の意を表します。

戦後75年が経過しても、ご遺族、抑留当事者様の痛みは消えるものではないかと存じます。私の亡くなった義父も、シベリアに抑留され、指を一本失いました。一度だけでしたが、「これだけで済んでよかった」とつぶやいた事がありました。私はその言葉を聞き、極寒の地がいかに厳しい環境であったかを想像することが出来たことを、忘れてはいません。

しかし今、戦争を知らない方が増え、風化の懸念が日々、強まっております。つらい経験を話したくない方も多いとは思いますが、その一方で、後世に語り継いでくださる方々がおられます。その方々に,敬意を表するとともに、悲劇を二度と、繰り返さないためにも、抑留の実態を明らかにし、残された私たちが、つないでいかなければなりません。

本日、ご参加されている皆様とともに、取り組んでまいりたいと存じます。これからもどうぞ、よろしくお願い申し上げます。これをもちまして、私並びに『れいわ新選組』の追悼の辞に代えさせて頂きます。

シベリア抑留者支援センター様 提供