2022年12月10日 LGBTQの方々などによる、杉田水脈・総務大臣政務官の更迭と謝罪を求める抗議集会に参加

2022年12月10日、東京都千代田区の自民党本部前で、LGBTQの方々などが杉田水脈・総務大臣政務官の更迭を求める緊急集会を開催しました(主催・STAND FOR LGBTQ+LIFE)。舩後は11月16日、参議院政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会で、杉田政務官に直接、「生産性発言」について質問を行ったことからお誘いをいただき、会場で発言をいたしました。

差別発言は決して許さず、引き続き重度障害のある一人として、訴えてまいります。

れいわ新選組、副代表、参議院議員、舩後靖彦でございます。

休日のなか、お集まりの皆様に敬意を表します。

11月16日、私は、参議院の委員会質疑で、杉田水脈政務官に直接、質問をいたしました。政務官が2018年に雑誌に寄稿の中で直接言及されたのはLGBTについてでしたが、生産性で価値を図る考えは、私たち障害者にとっても脅威と感じたらからです。

質問の際、「私を含め、なぜ障害者などが差別されたと感じたか、わかりますか」と文字盤を使って質問しました。政務官は「配慮を欠いた表現があったことは率直に反省をしております」と私の質問に答えませんでした。このため、私はさらに「質問に答えてください」と求めましたが、政務官は準備していた文書を繰り返すだけでした。真摯に自らの差別発言に向き合おうとしない政務官の態度に、恐怖すら覚えました。

政務官はその後、謝罪と撤回をすると公言したものの、自分の発言が差別発言だと認めているのかについては説明しておらず、真摯にこの問題に向き合っているとは思えません。今すぐに辞任をすべきだと改めて申し上げます。

杉田政務官が辞任することはもちろんですが、それ以上に、岸田総理の任命責任が問われるべきです。度重なる差別発言を繰り返してきたことが明らかなのに、総務大臣政務官という重要なポストを任せた岸田総理は、差別発言を容認しているといっても過言ではありません。

私は議員になる以前から「命の価値は横一列」と申し上げてきました。差別を許さない。生産性で価値を図ることは許されない。その思いで、皆様と連帯しながら取り組んでいくことを改めて宣言し、あいさつといたします。