医療的ケア児者支援議連が設立されました
5月8日、舩後議員は「超党派医療的ケア児者支援議員連盟」に、呼びかけ人として参加いたしました。
本議連は、国会議員、医療的ケア児とその家族、支援団体、行政関係者等の勉強会として、2015年以来活動してきた「永田町子ども未来会議」を発展解消して設立されたものです。永田町子ども未来会議が策定した医療的ケア児支援法が本年9月に施行後3年見直しを迎えるにあたり、法改正に向けて、議連として議論を深めていくこととなりました。
永田町未来会議の時と同様、議連となっても当事者ならびに支援団体・行政機関と連携しながら、活動を行っていくという主旨から、医療的ケア児とそのご家族、医療的ケア児にかかわる事業所、国・地方自治体の関係機関からも多数参加がありました。また、同僚の天畠大輔議員も新たに議連に参加されました。
設立総会では、議連会長に野田聖子衆議院議員(自民)、幹事長に山本博司参議院議員 (公明)、事務局長に宮路拓馬衆議院議員(自民)の役員体制を決め、その後各省庁から医療的ケア児者に対する施策動向のヒアリングが行われました。
舩後議員は文部科学省に、特別支援学校のスクールバスで看護師や医療的ケアのできるヘルパーの確保が進まず、親が車で送迎を強いられている現状について質問しました。文科省からは、スクールバスへの同乗勤務は朝が早く、希望者が少ないこと。また車中での痰の吸引などについて、一人で対応するのに不安があることなどから、学校での配置以上に希望者が少ないなどの理由が挙げられました。
医療的ケア児支援法が施行後も、まだまだ多くの課題が残されており、18歳未満の「医療的ケア児」から「者」への移行を含め、法改正に向けてやるべきことはたくさんあります。
舩後議員は、医療的ケアと24時間介助を必要とする当事者議員として、医療的ケア児者の地域生活のさらなる充実とインクルーシブな社会づくりに向けて尽力してまいります。