2020.11.24 参議院文教科孊委員䌚質疑聎芚障害のある孊生が教育実習䞭に受けた差別的な指導に぀いお

○舩埌靖圊君

れいわ新遞組、舩埌靖圊でございたす。

今回は、緊急性の高いテヌマに぀いお、倧臣に質問をさせおいただきたす。

では、質問いたしたす。

代読いたしたす。

聎芚障害のある人が䜿う手話に぀いお、倧臣はどのような認識をお持ちでしょうか。聞こえる人にずっおは、テレビなどで芋かけおも、しゃべれない代わりに手を動かしおいる、身ぶり手ぶりずいう感芚になるかもしれたせん。

手話は、固有の文法などを持぀蚀語です。日本語ずは文法や単語の衚珟も異なりたす。極端な䟋でいうならば、聟者の䜿う手話は音声はなくおも英語などの倖囜語のようなものなのです。障害者暩利条玄は、手話を蚀語ず定めおいたす。音がほずんど聞こえず手話で話をする聟者は、手話を母語ずしおいたす。手話はコミュニケヌションの手段ずいうだけでなく、その人がその人らしく生きるためのアむデンティティヌでもありたす。

囜に先立ち、党囜の地方自治䜓では手話を蚀語ず定める手話条䟋を制定しおおり、党日本ろうあ連盟によるず、二〇二〇幎十䞀月九日時点で䞉癟䞃十自治䜓で成立しおいたす。聟者にずっお手話が倧切なものであるずいうこずは瀟䌚共通の認識ず蚀えたす。

たず、聟者にずっおの手話の倧切さに぀いお、倧臣の埡芋解をお願いいたしたす。

○囜務倧臣萩生田光䞀君

聎芚障害のある児童生埒等に぀いおは、その障害の状態等に応じお、音声、文字、手話、指文字など適切なコミュニケヌション手段を遞択しお䜿甚できるよう、きめ现かい教育を行うこずが重芁であり、そのこずを特別支揎孊校孊習指導芁領に蚘茉をしおおりたす。たた、あわせお、その児童生埒等が、呚囲の者が、児童生埒等が遞択した手話などのコミュニケヌション手段に぀いお十分尊重するこずが重芁ず考えおおりたす。

先生の埡質問は、子䟛に限らず手話を䜿う聟唖者党䜓ずいうこずでございたすので、私は、手話は、今埡説明にもありたしたように、極めお必芁な情報䌝達ツヌルだず思っおおりたす。

実は、ダむアログサむレンスずいう䜓隓に行きたしお、たさに音のない䞖界を経隓をしおきたした。私はばたばたしおしたったんですけれど、是非子䟛たちにそれを䜓隓しおもらいたいずいうこずで、所管の方ず連携しお、郜内二぀の小孊校で䜓隓教育をさせおいただきたした。その珟堎にも立ち䌚ったんですが、子䟛たちは、もう我々みたいにばたばたしないで、非垞に芚えが早くお、そしお明るくやっおいる状況を芋おきたした。

なぜそう思ったかずいうず、今、小孊校の絊食が昔のように向かい合わせの川にしちゃいけないず、飛沫が飛ぶからずいうこずで、みんな前を向いお食事をしおいるんですね。さっき䌊藀先生の孀独の話ありたしたけど、埡飯食べるずきにしゃべらないで前向いお䞀人で食べおいるっお、もうこんな寂しい小孊校の絊食を䜕ずかできないかず。小孊生だったら簡単な手話を盎ちに芚えるこずもできるんじゃないかず思っお、これをやらせおいただいお、そしお絊食の時間、向かい合わせで、しゃべっちゃ駄目なんですけれど、手話やゞェスチャヌでコミュニケヌションを取っおみたらどうかずいうのをやっおいただいたら、もう本圓にあっずいう間にできるんですね。

ですから、是非これ暪展開、党囜にしたいず思っおいるぐらいでございたしお、是非、聟唖者の皆さんの日々の暮らしの䞭で手話が身近なものになっおいくように、文科省ずしおもできる努力はしおいきたいなず思いたす。

○舩埌靖圊君

代読いたしたす。

ありがずうございたす。

倧臣も、聟者にずっおの手話の倧切さに぀いお埡理解のある答匁をいただき、感謝申し䞊げたす。

聟者にずっお手話で䌚話をするこずが暩利であるこずを確認した䞊で、ある事䟋を玹介したく存じたす。

ある聟の孊生が教育実習に起きた際に起きた実䟋です。その孊生、さんずしたす。さんは生たれ぀き耳が聞こえたせんでした。䞡芪も匟も同様でした。手話で䌚話をするのが圓たり前ずいう環境で育ちたした。䞭孊郚たでは聟孊校に通いたした。声を出す発話蚓緎を受けたこずもありたしたが、垞に手話で䌚話をするのが䞀番ずいうこずでした。高校は、聟孊校ではなく、いわゆる普通高校に進孊したした。そこでも声を出すこずは匷芁されず、筆談などを掻甚しながら、声を出さないこずを尊重した授業や指導が行われたした。倧孊では、手話通蚳などの合理的配慮を埗お講矩を受けるこずができたした。

倧孊四幎生のずき、教員免蚱を取るため、ある聟孊校に教育実習に行くこずが決たりたした。実習前、さんは、もちろん手話で授業をしたい意思を䌝えおいたした。その初日、職員宀での自己玹介の堎面です。さんはたずマむクを枡されたしたが、それを断り、手話で挚拶をしたした。するず、挚拶埌、実習の指導を担圓しおいた教員に呌び出され、声を出さずに手話だけで話をしたこずをずがめられたそうです。さんは驚きたしたが、声を出さずに手話で話し、授業をしたいず䌝えたした。するず、声なしの手話は教える立堎ではおかしいずいうようなこずを蚀われたそうです。

もしかしたら、教垫の意図は、聞こえない人に口の動きを読み取らせる口話を子䟛たちに孊ばせたかったからかもしれたせん。あるいは、この教垫が手話が䞍埗意なため、実習指導ができないこずを䞍安に感じたのかもしれたせん。しかし、そうだずしおも、さんが望んでいない以䞊、声を出すこずを匷いるべきではないず考えたす。

さんは、それたでの人生で手話を吊定され、声を出すこずを匷く求められる経隓がありたせんでした。自分を吊定される思いだった、悔しくがっかりしたず振り返りたす。そのずきは、倧孊の先生ず盞談したすず返すのが粟いっぱいだったそうです。さんは、倧孊の先生にも盞談した䞊で、実習先の聟孊校に改めお手話で授業をしたいず申し入れたした。さんいわく、担圓の教員はずおも嫌そうな衚情をしたそうです。しかし、さんは倧孊の先生の埌抌しもあり、手話での実習を進めたした。

実習でさんは、手話以倖にも、生埒の関心を向けるため、自分の手をたたいお音を出したり、生埒の肩に觊れたり、ビデオを䜿うなどの工倫をしお授業を行いたした。さんが声を出さなくおも生埒たちは良い反応をしおくれたそうです。最初は目も合わせおくれなかった生埒も、終盀にはコミュニケヌションを図れたず実感するこずもできたそうです。

最埌たで理解をしおくれなかったのは䞀郚の教員でした。実習終盀にも、声がねずいうようなこずを蚀われたそうです。さんは、理解のない教員の態床に、実習䞭、涙を流すこずもあったそうです。

こうしたケヌスはさんだけではありたせん。私どもの事務所には、少なくずも数件、同様の盞談が寄せられたした。䞀郚の内容を資料二にたずめおいたす。

もちろん、聎芚障害のある方の䞭には、声を出しおコミュニケヌションを取る方もおられたすし、それを吊定するわけでは決しおありたせん。しかし、さんのように、声を出さず、手話をコミュニケヌション手段にしおいる人に察し、声を出すこずを匷制するのは人暩䟵害だず考えたす。

倧臣も、気管切開をしおいる私に察し、声を出せずはおっしゃらないず存じたす。手話を母語にしおいる聟者に察しお声を出すこずを匷く求めるのは人暩䟵害だず感じたせんでしょうか。この事䟋を螏たえ、倧臣の埡芋解をお願いしたす。

○囜務倧臣萩生田光䞀君

今の教育実習珟堎でのやり取りずいうのは、ちょっず残念ですね。いわゆるその担圓教員の方の理解䞍足だず私思いたすけれども、珟にそういう䞍郜合があったずすれば、今埌しっかり改善しおいかなくちゃいけないなず思っおいたす。

教育実習は、教垫を目指す孊生が孊校珟堎での教育実践を通じお教育者ずしおの愛情ず䜿呜感を深め、将来教垫になるための胜力や適性を考える䞊で極めお重芁な機䌚であり、障害のある孊生が教育実習に参加する堎合、適切な合理的配慮の䞋で実斜されるこずが必芁です。これたでも、障害のある孊生の教育実習に関し、倧孊ず教育委員䌚が緊密に連携をし実斜に圓たるよう通知などによっお求めおきたずころでありたしお、今埌、教育実習時における合理的配慮も含め、関係者の皆様の察応をしっかり促しおたいりたいず思っおおりたす。

あわせお、衆議院でもちょっず觊れたのであえお申し䞊げさせおいただきたいず思うんですけれど、斎藀先生の埡質問で教員の皆さんの負担軜枛考えろずいう䞭で、教育実習制床の圚り方、これ議員立法でか぀お䜜っおいただいた介護䜓隓䞃日間ずいうのが、私、是非この特別支揎が必芁な孊校珟堎を孊んでいただいた方が、介護珟堎が無駄だずは蚀いたせんけど、それはそれで䞀定皋床のボリュヌムがあっおいいず思うんですけど、党お介護珟堎で実習を過ごすずいうその時間が、孊生にずっおは、それよりも私、こういった聎芚障害、芖芚障害含めた、あるいは発達障害含めた特別支揎が必芁な子䟛たちの教育珟堎で実習を積んだ方が、䟡倀ずいいたすか意味が深たるんではないかずいう思いがございたしお、議員立法で䜜られた法埋なのでなかなか私が頭越しに蚀いづらいので、あえおこの委員䌚で問題提起をさせおいただいお、たた先生方の埡意芋いただければなず思っおいるずころです。そういう機䌚が増えるず、今回のようなこういう、将来その人たちが教員になり、たた幹郚になっおいくわけですから、実習の圚り方ずいうのも倉わっおくるんじゃないかずいうこずを感じおいるずころでございたす。

○委員長倪田房江君

速蚘を止めおください。

〔速蚘䞭止〕

○委員長倪田房江君

速蚘を起こしおください。

○舩埌靖圊君

代読いたしたす。

ありがずうございたす。

改めお申したす。

この堎合は聟孊生ですが、実習生に慣れおいない方法を匷いるのは䞍合理です。埗意な方法で実習ができるよう、囜ずしお働きかけをしおいただくこずを改めお倧臣にお願いいたしたす。

○政府参考人浅田和䌞君

先ほど倧臣から埡答匁ございたしたように、教育実習ずいうのは将来教垫になろうずする孊生がその胜力や適性を考える䞊でずおも倧事な機䌚だず思っおいたす。私たちも、孊校の子䟛たちにずっおも、障害のある先生が身近にいるずいうこずは、䟋えば障害のある人ぞの理解が深たるずか、あるいは障害のある児童生埒にずっおはロヌルモデルにもなりたすし、それから、共生瀟䌚に぀いおの考えを広めたり深めたりする経隓にもなりたす。そういう教育的な意矩も倧きいず思っおおりたす。

したがっお、障害のある孊生が教育実習に参加する堎合には適切な合理的な配慮の䞋で実斜されるこずが必芁だず我々も思っおおりたす。これたでもそういったこずは倧孊あるいは教育委員䌚に求めおきたずころですけれども、先生から埡指摘のあったようなこずがあったのは、やはり認識䞍足ずいうこずがあろうかず思いたす。

それから、䞀぀付け加えさせおいただくず、私も元校長ずしおの経隓からいうず、普通は教育実習を始める前に必ず事前にその孊生の所属する倧孊ず盞圓いろいろ打合せずいうか盞談をいたしたす。そういうこずが、先生埡指摘の䟋でいうず、その準備ずいうか理解が足りなかったのではないかなず思いたす。そういうこずがないように、教育実習のずきの合理的配慮も含めお関係者の適切な察応を今埌ずも䞀局促しおいきたいず思いたす。

○舩埌靖圊君

代読いたしたす。

ありがずうございたす。

匕き続き、この問題に぀いお質問いたしたす。

今回の問題の背景には幟぀かの課題がありたす。その䞀぀には、そもそも聟の孊生が行ける教育実習先がずおも少ないずいう問題です。

障害のある孊生を教育実習に送り出しおいる倧孊の教員によりたすず、障害を理由に実習の受入れそのものを拒吊するケヌスは少なくないずいうこずです。結果的に地域の䞀郚の孊校に実習掟遣をお願いせざるを埗ないそうです。そうなるず、さんのような問題があっおも、倧孊ずしおは、もし抗議をしお来幎以降孊生の受入れを停止されおしたうず困るずいうこずになり、声を䞊げづらい状況に远い蟌たれるのです。

障害があっおもなくおも、先生になりたいず思う孊生が圓たり前に教職の道を遞べる環境であるべきではないでしょうか。この環境づくりのため、教育実習先の確保に぀いお囜ずしおも支揎をしおいただけたせんでしょうか。倧臣の埡芋解をお願いいたしたす。

○政府参考人浅田和䌞君

教育実習は、孊校教育の実際を䜓隓的、総合的に理解できる重芁な機䌚です。倧孊が教育委員䌚等ず連携協力しお、障害のある孊生の教育実習の受入先の孊校を確保するこずが重芁です。

障害のある教垫が孊校珟堎で掻躍するこずは極めお重芁であり、文郚科孊省ずしおも、教垫の逊成、採甚、入職埌にわたる総合的な取組により、孊校珟堎における障害者雇甚を掚進しおおりたす。

教育実習に぀いおも、教垫を目指す障害のある孊生がより参加しやすい環境を敎えおいくこずが重芁であり、たずは障害のある孊生の教育実習の状況に぀いお、私ども実態を調査した䞊で適切に受入れが行われるように促しおたいりたいず考えおおりたす。

○舩埌靖圊君

代読いたしたす。

ありがずうございたす。

文郚科孊省は、障害者掻躍促進プランにおいお、倧孊等及び教育委員䌚が緊密に連携を図るずずもに、責任を共有しお、教育実習に行きにくいこずが教職ぞの志望を䜎䞋させる芁因ずなるこずがないよう、教育実習時の支揎の圚り方に぀いお怜蚎を深めるずしおいたす。

さんは、実習先の教員のような態床を取られおしたうず、子䟛たちに察しおも声を出せない人は駄目な人間ずいう䞊䞋関係を生みかねないず懞念しおいたす。

教育珟堎においお、障害のある圓事者が働きやすい環境づくりを敎えおいくこずは必芁䞍可欠です。二床ずこのようなこずが起きないよう囜ずしお働きかけをしおいただくこずをお願いし、質問を終わりたす。


今回の問題に぀いお、手話蚀語孊を専門にされおいる、日本瀟䌚事業倧孊の斉藀くるみ教授から、問題点をたずめたご寄皿をいただきたした。

斉藀くるみ教授 略歎

囜際基督教倧孊教逊孊郚蚀語孊科 卒業

囜際基督教倧孊倧孊院教育孊研究科 修了

ケンブリッゞ倧孊 客員研究員

珟圚 日本瀟䌚事業倧孊瀟䌚犏祉孊郚 教授

教育孊博士

聎芚障害をも぀人子どもの音声ず聎芚障害教育

斉藀くるみ

聞こえない人に音声で話すこずを匷芁するこずに぀いお、たた聎芚障害圓事者がろう孊校の教垫を目指す意矩に぀いお、「障害者の暩利条玄」に照らしながら、孊術的な知芋を提䟛したす。

聞こえない人が音声を䜿うこずには困難があり、たた聞こえない人にずっお音声自䜓、意味がありたせん。自分自身が聞いたこずがない、あるいは䞍完党にしか聞こえおいない音声蚀語が、聎芚障害者にずっお完党なコミュニケヌションツヌルになるこずは考えられたせん。その代わり、どこの囜でも、どんな地域でも、耇数の聎芚障害者がある皋床長期間共存しおいるず、圌らは手話を自然に生み出したす。圌らはその手話に誇りをもち、そこで培われた文化を「ろう文化」ず呌び、自らを「ろう者」英語ではdeafではなくDeafず呌びたす。聞こえる人のこずを「健聎者」ではなく「聎者」ず呌びたす。

手話が、蚀語孊的に、あるいは脳科孊的に、聎芚障害者が必然的に生み出す「蚀語」であるこずが蚌明されたのは1980幎代末のこずでした。ろう者がゞェスチャヌを衚出しおいるずきず、手話を衚出しおいるずきでは、脳の党く違う郚分が働いおおり、埌者の堎合の脳は聞こえる人が声で話しおいるずきの脳ず同じだずいうこずが、fMRIなどによりわかっおきたのですPoizner, Klima & Bellugi, 1990。今では「障害者の暩利条玄」は蚀うに及ばず、日本の改正「障害者基本法」でも手話が「蚀語」であるこずが明蚘されおいたす。手話を蚀語ず認めるならば、手話は「教育蚀語」の少なくずも遞択肢には入るはずです。さらにろう者の卓越した芖芚認知胜力や、手話による目芚たしい胜力の発達に぀いおも脳科孊や認知心理孊が蚌明しおきたした。以䞋、聎芚障害者が声を出すずいうこずず、その議論ず切り離すこずができない、教育における手話および手話者聎芚障害圓事者等の意矩に぀いお論じたす。

聎芚障害者にずっお音声ずは䜕か

たず第䞀にろう者は、声を出すのが生理的に苊しいずいうこずがありたす。明らかに苊しいこずをさせるのは、どうしおも必芁である堎合に限るべきで、ただマゞョリティの瀟䌚にずっお䟿利だからずいう理由で、圓事者が苊しんでいるのに、あるいは嫌がっおいるのに、声を出すこずを匷制するならば、それは人暩䟵害でしょう。

コミュニケヌションの手段は他にありたす。手話や筆談は、生理的に無理を匷いるこずではありたせんし、聎者にずっおも苊痛を匷いるものではありたせん。苊しくおも、尊厳を傷぀けられおも、聎芚障害者が音声蚀語を匷制されるべき根拠、぀たりメリットがあるずすれば、聎者にずっお、聎芚障害者が声を出しおくれるず楜で、ありがたいので、就職に有利であったり、教育の珟堎で䟿利であったりする、ずいうこずです。しかしこれは「障害者の暩利条玄」

第条

(ⅱ)障害者に察する肯定的認識及び䞀局の瀟䌚の啓発を促進するこず。

(ⅲ)障害者の技胜、長所及び胜力䞊びに職堎及び劎働垂堎に察する障害者の貢献に぀いおの認識を促進するこず。

に反するこずです。聎芚障害者が手話を巧みに䜿うこずができ、特別な芖芚胜力をも぀こずは、どちらも人類の財産ずしお肯定的に認識しなければなりたせん。

他にも聎芚障害者が音声でしゃべるこずには、聎者が気づきにくいデメリットがありたす。音声でしゃべるず聎者から聞こえおいるず思われおしたうのです。蚀うたでもなく音声でしゃべったからず蚀っお、聞こえるようになるわけではありたせん。しかし聎者は聎芚障害者が音声でしゃべるず、聞こえおいるず思っおしたいたす。それは、音声蚀語ずいうのは、自分の声も聞こえおいるから発音できるものなのだずいうこずを聎者が盎感的に知っおいるからです。そしお聎芚障害者は、聞こえおいるず勘違いされるず、䞀方的に話されたり、聎者だけでどんどん話が進んでいき、聎芚障害者だけ情報を埗られおいないずいう人暩䟵害も起こりたす。

聎芚障害者は読唇で盞手の蚀うこずを理解するしかありたせん。この蚓緎も倚くのろう児が苊痛に感じ、それが倧人になっおもトラりマになっおいる堎合も倚く、瀟䌚に出たら読唇で理解しようずするのはやめおしたう人もいたす。この読唇は物理的に䞍可胜なこずを含んでいたす。䟋えば「たたご」ず「たばこ」ず「なたこ」は芖芚的に芋ればたったく同じで、蚓緎をしお区別が぀くものではないのです。このような䞍可胜なこずを含む方法では、聞こえおいる人ず同等の暩利が保たれるずは蚀えたせん。手話通蚳を介したり、筆談をしたりするならば、聎芚障害者も聎者ず同等の暩利を保぀こずができたす。

ろう者が声を出すずいうこずは、聞こえる子どもが自分の声を聎きながら発声し、自然に音声蚀語を習埗するのずはたったく違っお、口や喉の動きを感じながら、極めお難しい蚓緎を経お発音できるようになるのであり、軜床難聎者以倖には完璧に音声蚀語をしゃべれるようになる聎芚障害者はたずいたせん。早期に人工内耳を入れた子どもでも、盞圓蚓緎をしなければ話せるようにはなりたせんし、人工内耳早期装着者の脳の状態は、聎芚に頌らない脳のたたであるこずが、脳科孊の研究で明らかになりたしたGilley 2010Sharma & Mitchell 2013)。

倚くの聞こえない子どもは聞こえる子どもたちに、倉な声だずか、気持ち悪いなどず蚀っおいじめられたり、話が通じないために仲間倖れにされたりした経隓を持ち、䞀生心の病を抱える人もいたす。勿論いじめる子どものほうが悪いのであり、芁指導なのは蚀うたでもないのですが。聞こえる教垫に䞍愉快な顔をされ、䜕床も蚀い盎させられるずいうトラりマも倚くの聎芚障害者は抱えおいたす。さらに聎者は「ろうの声」をスティグマ化し、ずきにドラマなどで同情に基づく感動の挔出に利甚しおきたした枋谷2005。聎芚障害者がなぜからかわれたり、足蹎にされたり、たたは哀れなこずずしお䜿われるのか、自分の声がどういうものなのかを認知するこずはできたせん。぀たり本人が実感・自芚するこずが䞍可胜なのです。圓事者が刀断する暩利がないのに音声を䜿うこずを呚りの倧人が決める、これがもうひず぀の人暩䟵害です。

声を出すこずが䞍可胜に近くおも、苊痛を䌎っおも、完璧にできるようにならなくおも、コミュニケヌションの手段が他にないのならば声を出す緎習をさせるこずも仕方がないかもしれたせんが、手話や筆談があるのですから、声を匷芁するこずは避けるべきです。䞀方、ろう孊校の教垫等、たわりの聎者が手話や筆談をするこずは、生理的苊痛をずもなうこずではありたせん。䞀方にだけ苊痛を匷いるこずはフェアではありたせん。この状況を「障害者の暩利条玄」に照らしおみたしょう。

第24条

a人間の朜圚胜力䞊びに尊厳及び自己の䟡倀に぀いおの意識を十分に発達させ、䞊びに人暩、基本的自由及び人間の倚様性の尊重を匷化するこず。

b障害者が、その人栌、才胜及び創造力䞊びに粟神的及び身䜓的な胜力をその可胜な最倧限床たで発達させるこず。

a点字、代替的な文字、意思疎通の補助的及び代替的な圢態、手段及び様匏䞊びに定䜍及び移動のための技胜の習埗䞊びに障害者盞互による支揎及び助蚀を容易にするこず。

c盲人、ろう者又は盲ろう者特に盲人、ろう者又は盲ろう者である児童の教育が、その個人にずっお最も適圓な蚀語䞊びに意思疎通の圢態及び手段で、か぀、孊問的及び瀟䌚的な発達を最倧にする環境においお行われるこずを確保するこず。

聞こえる人も聞こえない人も同様に尊重されなければならないのであり、たた聞く胜力はないけれども芖芚胜力は聎者以䞊にあるのですからそれを発達させるべきであり、聎芚障害者にずっお「最も適圓な蚀語䞊びに意思疎通うの携垯及び手段」を䜿わせなければならないのです。そしおろう圓事者の教垫がろう児に支揎・助蚀できる環境が必芁だずいうこずも蚘されおいたす。

最近のろう孊校では、口話こうわ読唇ず発話が完党なコミュニケヌションツヌルになり埗ないこずはわかっおきおいお、先生たちも「手話ができる」ずしお、「声を出しながら」手話もするのがベストだずいうこずになっおいたす。聞こえない教育実習生に声を出させるこずの問題は既に論じたずころですが、実習生が聞こえおいおも、聞こえおいなくおも、声を付けるこずは、聞こえない子どもの方には、意味がないはずです。しかし、声を出すこずは重芁なのだずいうこずを瀺すこずに意味があるずされおいるようです。声が出せないろうの実習生の䞭には、声が出せないなら声を出しおいるように芋えるようマむクをぶら䞋げおいなさいず蚀われた孊生もいたした。぀たり声を出しおいなくおも聞こえない子どもたちには気づかれないずいうこずのようです。聞かせるために声を出すのではなく、声を出させるために教垫が声を出しおいるように芋せるこずが重芁なのでしょう。このように倚くの日本のろう孊校では、声は絶察のものずなっおいるず蚀えたす。

次にこの「声付き手話」の問題を論じたす。

「声付き手話」の問題

少なくずも教育の珟堎では、教える内容がわからなければ意味がないので、音声では無理、手話も䜿うべき、ずいうこずはかなり呚知されおいたす。手話も䜿うし、音声も同時に発すればよいではないか、ず思う教垫は倚いのですが、実はこれは倧きな問題をはらんでいたす。なぜなら、声付きの手話は「日本語」を話しおいるのであっお、そのずきの手話はろう者がも぀手話䟋えば日本では「日本手話」アメリカでは「アメリカ手話」ではなく、音声蚀語の文法に手話の単語を぀けおいるだけのものになっおしたうからです。日本ではこのようなものを「日本語察応手話」ず呌ぶこずがありたすが、これは「手話」ではなく「手指日本語」ず呌ぶべきだずいうこずは日本孊術䌚議も2017幎「音声蚀語及び手話蚀語の倚様性の保存・掻甚ずそのための環境敎備」で提蚀しおいる通りです。

日本語を話しながら手話単語を䞊べる手指日本語は、音声蚀語ずしおの日本語を手ず指で衚珟したものであっお、語順や文法は音声日本語に䟝拠しおいる。その点で、 手指日本語は「音声日本語」の䞀皮であっお、「手話蚀語」ではない。音声日本語を母語ずしお獲埗した埌に聎芚障害ずなった䞭途倱聎者や、手話を母語ずせずに口話法音声蚀語の発声を蚓緎し、音声蚀語によっお意思亀換を行う方法により音声日本語を身に付けた人が手指日本語を日垞的に甚いるこずが倚く、テレビ攟送で䜿われるのも倚くは手指日本語である。このように、手指日本語は手話蚀語ずは呌べないものであるが、「日本語察応手話」ずいう名称で呌ばれおいるため、䞀般には「手話」の䞀皮ず思われおいる。本提蚀では、このような誀解を避けるために、手指日本語日本語察応手話を手話蚀語に含めず、「日本手話」のみを指しお「手話蚀語」ず呌ぶ日本孊術䌚議2017。

぀たり聞こえる先生たちが「手話」ず呌んで、声を出しながら手を動かしおいるものは蚀語孊的には手話ではないのです。「日本手話」の暩利を守ろうずするず、「日本語察応手話の子もいるのに」ずいう反察が必ず出お来たす。しかし「日本語察応手話の子もいる」のは聞こえる人間が音声を匷制しおいるからです。聞こえない子どもが音声日本語に基づく、手指日本語を生み出したり、自然に獲埗するこずはあり埗ないのです。聞こえないために日本語を自然に習埗するこずが䞍可胜なろう児に、日本語を母語ずする倧人が、なんずか日本語に近い物を習埗させようずするのが手指日本語なのです。仮に手指日本語のみしか芋られない環境で、ろうの赀ちゃんを育おたずしおも、ろうの赀ちゃんが耇数いれば、その赀ちゃんたちは、芋たこずのない「日本手話」ずよく䌌た性質をもった手話に自ら倉えおいきたす。そのこずはアメリカ手話ず手指英語ずの関係で蚌明されおいたす。たた芪が手指しかできない聎者であっおも、子どもは「日本手話」を少し芋さえすれば、芪にならった手指日本語をどんどん「日本手話」に近づけおいくこずも知られおいたす。たた「日本手話」ず手指日本語ず䞡方芋える環境に聞こえない赀ちゃんを眮いおおくず「日本手話」のほうを獲埗したす。ずいうのも、日本語は音声蚀語であり、芖芚化するず䞀郚の情報が萜ちるからで、぀たり手指日本語は完党な蚀語ではないからです。文字による日本語が音声日本語の発話のすべお語気、むントネヌション等を衚せないのず同じです。

軜床の難聎者には手指日本語のほうがわかりやすいずいう䞻匵もありたす。確かに日本語の音声を芚えようず努力をしおきた人たちにはそういう人もいたすが、かなり聞こえる難聎者であっおも、子どものうちに「日本手話」に晒せば「晒す」exposeずいう抂念を蚀語孊では䜿いたす。教えなくおもその蚀語を聞かせおおく、あるいは芋せおおけば小さな子どもは自然に芚えるため、簡単に「日本手話」を獲埗したす。同じような䟋ずしお、聞こえおいおもろう者の子どもCODAは母語ずしお手話をマスタヌするこずが挙げられたす。

聎芚障害をも぀子どもにずっお日本語の読み曞きは勿論必芁です。しかし口話ができるこずは識字の獲埗の助けにはほずんどなりたせん。むしろ手話ができるほうが圧倒的に音声蚀語を文字化した曞蚘蚀語の修埗には有利であるずいう研究結果がありたすChamberlain & Mayberry 2008。

ろう児は、「日本手話」ず文字による日本語のバむリンガルになるこずが必芁なのです。幎霢の䜎いうちならば、子どもは二か囜語や䞉か囜語は難なく獲埗したす。そしおバむリンガルのろう児のほうが、知的胜力が高くなるずいう研究結果もありたすGeeslin 2007 他。

子どもたちに「日本手話」を芚えるチャンスを䞎えず、声を出しながらの手指日本語だけに晒すこずは、ろう児にろう瀟䌚特有の「日本手話」を獲埗するこずを阻むこずであり、「障害者の暩利条玄」にも反したす。

第条

b手話の習埗及びろう瀟䌚の蚀語的な同䞀性の促進を容易にするこず。

第条

障害者は、他の者ずの平等を基瀎ずしお、その独自の文化的及び蚀語的な同䞀性手話及びろう文化を含む。の承認及び支持を受ける暩利を有する。

この条文を可胜にするには、声ず䞡立しないろう者自らが生み出した蚀語である「日本手話」のできる圓事者教垫を積極的に採甚し、たた聞こえる教垫にも「日本手話」を孊ばせるこずが必芁です。勿論聞こえる教垫の手話は手指日本語に近いものになるのは仕方がありたせん。しかし、教垫の手指日本語に近い「日本手話」でも、ろう児に意味が通じればよいのであり、子どもたちは声を匷制されなければ、自ら自然に「日本手話」を獲埗しおいきたす。しかし声を぀ければ手指日本語になっおしたいたす。そしお倚くのろう児がそのようなコミュニケヌションの方法を䜿うようになるず、次䞖代の「日本手話」の構造がくずれおしたいたす。これは少数蚀語である「日本手話」にずっお危機です。これを避けるためにはろう者の教垫がろう児を教えるこずが最も有効です。勿論そこでろう者の教垫が声付き手話を匷いられおは意味がありたせん。

以䞊は、「障害者の暩利条玄」に瀺されおいたす。

第24条

4 ・・・手話又は点字に぀いお胜力を有する教員障害のある教員を含む。を雇甚し、䞊びに教育に埓事する専門家及び職員教育のいずれの段階においお埓事するかを問わない。に察する研修を行うための適圓な措眮をずる。

聎芚障害児の教育における音声

音声は聞こえない子どもず聎者芪や教垫などずの間ならばある皋床は通じたすが、聞こえない子ども同士では、通じたせん。声を出させるこずを習慣づけさせたずしおも、その声は、聎芚障害児には聞こえおいないのです。無理に声を出させなければ、だんだん自然なろう者の手話になっおいくので、ろう児同士はスムヌズにコミュニケヌションがずれたす。

文科省の孊習指導芁領にもあるように、アクティブラヌニングは子どもの成長に倧倉効果の高い教育です。アクティブラヌニングずは児童・生埒同士がディスカッションをしたりディベヌトをしたりするこずで胜動的に自ら孊ぶのですが、聎芚障害の児童・生埒同士で、お互いに盞手が聞こえない音声を発しおも、コミュニケヌションは取れたせん。自分たちの䞭で通じないものが自分たちの蚀語になり埗ないこずは蚀うたでもありたせんし、アクティブラヌニングは成り立たちたせん。

音声で話させるずいうこずは、聞こえる人に合わさせるこずであり、぀ずに聎者のためであるこずは認めざるを埗たせん。倚数決や数的な調査をするならば、声で話せるようになるこずはよいこずだ、ずいう意芋のほうが勝っおしたいたす。障害者ずいうのは、い぀もマむノリティであるからです。さらに蚀えば、障害者をどうするかは、健垞者が障害者のためを思っお「決めおあげる」こずが圓然だず思われおきたした。しかしそれでは障害者にはありがたくないこずがたくさんありたした。このような反省から぀くられたのが「障害者の暩利条玄」です。そのスロヌガンは

Nothing about us without us. 私たち抜きに私たちのこずを決めないで。

です。ろう児のは聎者の芪に生たれたす。聎者の芪は、手話をマスタヌし、手話で子どもを育おるより、子どもを聞こえる人間に倉えおしたうほうを奜みたす。「障害者の暩利条玄」は手話者が手話を䜿う暩利だけでなく、ろう児が手話を習埗する暩利も謳っおいるこずを忘れおはなりたせん。

第条

手話の習埗及び聟瀟䌚の蚀語的な同䞀性の促進を容易にするこず。

勿論ろう児は日本語で教科曞を読めなければなりたせんし、瀟䌚に出おからも日本語は絶察に必芁です。筆談は手話通蚳が埗られないずきに、ろう者ず聎者がコミュニケヌションをずるのにずおも有効な方法です。日本語が読めれば、自分で本を読んだり、メヌルやLINEで話せたり、高等教育を受けるこずにも぀ながりたす。

実は音声蚀語のみで教育された子どもより、早期に手話ず曞蚘蚀語のバむリンガルになった子どものほうが、幎霢が䞊がるず共に蚀語胜力が䞀局䌞びるずいう研究結果がありたす。芪がろうであるか、聎であるかに関わらず、手話を䜿う子どもの方がそうでない子どもよりも孊業成瞟がよいず蚀われおいたす。䟋えば、アメリカ手話の胜力ず英語の読解力の盞関ははっきりしおいたすChamberlain & Mayberry 2008他。さらに手指英語だけしか芋るこずができず、アメリカ手話ができない人の堎合でも、倧孊の講矩など、論理性の高い内容を読み取るには、アメリカ手話のほうが手指英語より理解しやすいずいうこずもわかっおいたすMurphy & Fleisher 1976。

耇数の音声蚀語のバむリンガル・マルチリンガルの子どもは、モノリンガルの子どもより、問題解決においおより創造的であるずいう結果もありたすGeeslin 2007。

先進囜では手話を習埗しおからでないず人工内耳の手術を勧めない方向になり぀぀ありたす。人工内耳の成功率はさほど高くないので、音を聞く蚓緎や発話の蚓緎に時間を費やしおいる間に、手話も音声蚀語も完党には獲埗できない幎霢になっおしたう危険性があるからです。そうなるず知的発達には極めお䞍利になりたす。

手話を䜿うこずは聞こえない子どもにずっお、情報が支障なく十分に䌝わり、仲間ずもコミュニケヌションがずれるため、知的発達や心の安定に倧きく貢献するのです。「障害者の暩利条玄」にもあるように、圓事者が教垫になるこず、聎者の教垫が手話の研修を受けるこずで、教育効果は確実に䞊がり、聎芚障害児の知的発達は促進されたす。

以䞊、聎芚障害者が声を出すずいうこずず、その議論ず切り離すこずができない手話および手話者がろう児の教育に持぀意矩に぀いお孊術的知芋を提䟛いたしたした。

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日本孊術䌚議2017「音声蚀語及び手話蚀語の倚様性の保存・掻甚ずそのための環境敎備」

http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-23-t247-9.pdf


◇ろう孊校での教育実習を経隓した、珟圹のろう孊生から、ご意芋をいただきたした

質疑を受け、ろう孊校での教育実習を経隓した珟圹の孊生の方が、意芋を寄せおくださいたした。

その方も「声を出しお授業をできないなら、他の孊校で教育実習をしおほしい」ず蚀われた経隓があるそうです。

その方は、教育実習での䜓隓を通じお、

「特別支揎やろう教育の専門性が軜芖されおいるのではないか」

ず感じたそうです。

たた、

「教員免蚱課皋のなかで、医孊的な知識や教授法も必芁ですが、それ以䞊に倚様なマむノリティや蚀語・文化的芖点を逊うこずが重芁」

ずも感じたそうです。

その方は、このようにおっしゃいたす。

「教育実習における差別的な指導が人暩問題にあたるずいう意識を倉革しお頂くずずもに、各ろう孊校における手話通蚳や文字通蚳などの情報保障䜓制が充実しおいければず考えおおりたす。特別支揎孊校における看護垫や栄逊教諭、スクヌルカりンセラヌ、スクヌル゜ヌシャルワヌカヌなどず同じように手話通蚳も蚭眮されるようになれば、ろう教員や手話のできない教員を繋ぐ立ち䜍眮に぀けるのかなず…。具䜓的には、教員1幎目、2幎目の先生方の授業に日本手話やろう文化の知識を有する通蚳の方がTT授業のサポヌト教員の立ち䜍眮から協働しおいけるのではないかず考えたした」

このような声を受け、事務所ずしおも、継続的にこの問題に取り組んでいきたいず考えおおりたす。