【ご報告と御礼】委員会質疑でパソコンにカメラをつないでモニターに映し出せるようになりました

全身まひで声を出せない、難病ALS患者である舩後靖彦は、所属する文教科学委員会でほかの国会議員の方々と同じ活動をするため、委員長、理事、委員の先生の皆様、国民の皆様のご理解があり、さまざまな合理的配慮を提供していただいています。

文字盤による再質問時に速記を止める(質疑時間が減らないようにする)などもその一つです。

こうした合理的配慮の一環として、今国会での質疑から、新たに、委員会中のウェブカメラの使用を認めていただくことになりました。

舩後は車いすで座位が一定のため、健康な人よりも視界が狭いうえ、眼球の縦運動がしづらく、委員会室を見渡すことが容易ではありません。

このため、質問されている方々の様子を見たり、答弁する大臣や官僚の方々の表情を読み取ったりすることが難しくなっています。

舩後としても、他の委員の方々の顔を見るために車いすの向きをその都度変える工夫をしておますが、パソコンにつなぐカメラを用いてモニターに映し出せば委員会質疑の様子をより詳細に把握できるようになり、質疑の多大な助けとなります。

実際にカメラをつなげた場合、どのように見えるのかについて確認してみましたが、「見え過ぎて怖い」くらいでした。

このカメラは録音・録画はせず、あくまで舩後の視覚の補助としてのみ使用します。

このカメラの使用の申し出を理事の先生にお願いしたいところ、ご快諾いただきました。

この場を借りて改めてお礼申し上げます。

今後、委員会質疑の内容を充実させるとともに、障害のある人が当たり前に活動できる環境整備にも取り組んでまいりたいと考えております。